近年、夏になると『熱中症』という言葉をよく耳にします。
死に至るケースも年々増加し、『熱中症』は深刻な社会問題となっています。
とある居酒屋でネクタイを緩めた中年のサラリーマンがこう呟いています。
「俺の若い頃はもっと過酷な練習で水さえ飲めなかったよ…」
確かにスポーツにおける練習方法は格段に進歩しました。
科学的に分析された練習内容により時間も短縮されました。
しかし万全の知識と対策をもってしても被害は増える一方なのです。
なぜ一昔前の運動選手は過酷な練習を耐えぬいたのか?
8月に長野県菅平で行われたラグビー安全対策講習会でとても興味深い話を聞くことができました。
熱中症増加のひとつの要因として『毛穴』が挙げられます。
昔と比べ現代っ子の毛穴の根本的な絶対数が減少しているそうです。
毛穴は2〜3歳までにその数が決まるといわれており、
冷暖房機器の普及、過保護な生活環境が影響しているとも考えられます。
毛穴が少ないとどうなるのか?
汗をかく事による熱放散での体温調節が難しいということになります。
『現代っ子は弱くなった』『昔はもっとキツかった』という認識ではなく…
『我々とは根本的に体質が違う』と認識した方が良いかもしれませんね。
最後に…私が思う、『熱中症対策』を述べますと…
よく寝て、よく食べる!基本中の基本ですが、とても大事な事だと思います。
睡眠不足や朝飯抜きは絶対に止め、万全の態勢でスポーツに臨みましょう!
そして体調は自分でしか知りえません。「体のだるさ」は必ず報告しましょう。
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