『赤信号みんなで渡れば怖くない』
確かにみんなで渡れば車は停まってくれるでしょう。
みんなの中の1人でいれば責任も少なく済むでしょう。
でも…よく考えると、とても怖い考え方です。
スポーツの中にもこういった集団心理の落とし穴が数多く潜んでいます。
例えば、選手に1対1で『綱引き』をさせてみましょう。
勝敗の責任が1人1人に明確となるため、お互い力を出し切るでしょう。
しかし…これが20対20の『綱引き』となると、各個人の勝敗責任が明確でなく、なぜか1対1の時のような力を出さなくなります。
こういった心理状況を『傍観の心理』と呼ぶそうです。
一般の人間心理では『責任を負うプレッシャー』を放棄し、傍観者として何事もなく穏やかに時が過ぎるのを好むのだそうです。
私は、ここが一流と二流の分かれ目であると感じています。
もし、あなたが一流のアスリートを目指すのであれば…
『その他大勢』の部類に入る事なく、常に自分自身の向上を見据えてください。
『傍観者』になるのではなく、積極的に『課された責任』と向き合い、いかなる状況であってもベストを出し尽くす…それが一流への近道なのかもしれません。
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