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誰もが知りたい症状

矢印 ≫05 【捻挫】

足関節捻挫とは日常生活で階段を踏み外す、しびれを切らして立ち上がる時に足関節をひねる、段差でつまずく、また、スポーツ活動時での転倒やグラウンド状態が悪く、足がひっかかりひねるなどの原因により起こります。
 捻挫は捻る方向(内反、外反など)、捻る強度、捻る角度などにより関節周囲の軟部組織損傷(靱帯損傷・靭帯の伸張・靭帯の部分断裂・靭帯の完全断裂)や症状(痛み・腫れ・内出血など)は様々で、痛みのため日常生活動作の障害(歩行時の痛み・階段昇降時の痛み・動作時の痛み)もみられます。
 靭帯とは関節内外にある組織で、骨と骨の結合や骨と関節との支持性の保持が主な役割である。靭帯は関節外に存在するが、例外的に股関節と膝関節は関節内に存在し、人体において重要な機能性がある。靭帯損傷は一般に関節の捻挫に頻発するもので、負傷の程度により様々な症状があります。
 足関節捻挫は損傷の程度により区分され、T度(軽度の靭帯損傷・靭帯の伸張・弛緩)・U度(中等度の靭帯損傷・靭帯の部分断裂)・V度(強度の靭帯損傷・靭帯の完全断裂)に分類されます。しかしながら、ケガをしたときは自己判断で捻挫と決めつけず、骨折・脱臼の疑いがある際はその負傷部位(外くるぶし・内くるぶし・足趾・足根部など)の確定をするため、かならず専門医の診察・適切な治療・指示を受けましょう。また、受診するまでは応急処置の基本であるRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を正しく確実に行ないましょう。ケガをしたときはRICE処置を正しく確実に行なうことにより痛みや腫れの抑制、ケガの治癒期間やスポーツ復帰の短縮につながります。
 T度の場合、急性期のアイシングは必須になり、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)・テーピング固定で一週間程度行い(痛みの程度により固定日数の増減あり)、痛みの程度や経過に合わせて可動域訓練・スポーツリハビリも開始します。
 U度の場合も急性期のアイシングは必須になり、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)・テーピング固定で一週間程度行い(痛みの程度により固定日数の増減あり)、痛みや腫れの強い場合はシーネ固定(副木)や松葉杖なども考慮します。長期の固定は関節拘縮の可能性があるため、痛みや腫れ・歩行障害が軽減された際はシーネ固定(副木)や松葉杖を早期に除去し、テーピング固定に変更します。痛みの程度や経過に合わせて可動域訓練・スポーツリハビリも開始します。
 V度の場合も急性期のアイシングは必須になり、RICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)・シーネ固定(副木)や松葉杖が必要になります。精密検査により損傷程度によっては靱帯再建手術が必要な場合があります。損傷程度と現在おかれている生活環境、日常生活動作レベル、スポーツ環境、スポーツの活動レベルなどを考慮し手術が必要か否かの判断は必要でしょう。手術せず治療が可能なケースはU度の捻挫に準じて治療を行います。
 現在の程度や症状が全くスポーツ活動を中止し手術が必要な損傷の程度か、スポーツ活動の制限と治療・スポーツリハビリでスポーツ復帰が可能な損傷の程度か、あるいは軽度にスポーツ活動が可能な程度かなど、損傷程度がどういった状態か、正確な判断を要します。的確な判断を怠るとスポーツ活動の長期間制限を余儀なくされ、日常生活動作にも支障をきたし、手術選択は避けられない状況になりかねません。間違った判断や自己判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。自己判断は禁物です。かならず専門医の指示を守り、適切な治療・指導を受けましょう。また、捻挫だと軽視せず、繰り返し捻挫をしないように足部安定化リハビリメニュー(足部の筋力トレーニング)をし、捻挫予防に努めることも大切です。

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