肩鎖関節は鎖骨の外側と肩甲骨の肩峰の前内側部を連絡している小さな関節であり肩甲骨を胸部に安定化させる重要な役割を担っています。
(原因)
多くはスポーツや交通事故などにより、肩を直接打ったときにおこります。
又、稀ではありますが転倒の際、肩を横に上げた状態で肘や手をついたときにも起こります。
(症状) 捻挫では、肩関節部の圧迫による痛みや腫れ、そして肩を動かすと痛みが増強します。
亜脱臼では、捻挫の症状に加えて鎖骨外側がやや上方に突き出た変形を認めます。
脱臼では、亜脱臼の症状が著名となり、変形は一層明らかとなります。
(治療方法)
捻挫・亜脱臼の場合は、テーピングやブレスにより数日間安静を保ちながら、低周波治療やアイシングなどにより痛みをとる治療を行っていきます。亜脱臼の場合痛みが長く続く時は手術を行うこともあります。
脱臼の場合は、ほとんどが手術になりますが年齢・職業・スポーツ選手かどうかを考慮しながら、手術を行うか否かを決めます。
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