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誰もが知りたい症状

矢印 ≫27 【小児肘内障】

2〜5歳までの幼児によく発症する疾患であり、お母さんや大人が手または前腕を不意に強くひっぱり、または子供どうしで遊び転倒した際、急に泣き出し手・肘を動かそうとせずどこが痛いのか聞くと肘以外に前腕(うで)や手関節(てくび)と答える場合が多く、よく見ると手や肘にはかすり傷がなく腫れもありません。手指や手関節は動かすことができますが、肘を動かすと痛みのため泣き出します。肘には橈骨(とうこつ)を固定している輪状靭帯(りんじょうじんたい)があります。肘内障とは、輪状靭帯から橈骨が抜け、脱臼する疾患です。幼児の場合は、輪状靭帯がゆるいため容易に脱臼します。治療は、簡単な整復によってすぐ治すことができ、痛みを残すことなく肘をよく動かせるようになります。

小児肘内障について

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