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誰もが知りたい症状

矢印 ≫35 【種子骨障害】

足の第1趾部の足底が痛くなる症例に、種子骨障害があります。
種子骨は、第1中足骨頭(親指の付け根)にある小さな骨で、関節運動の支点になるほか、腱を摩擦から守る働きがあります。
痛みをおこす原因には足の第1趾部の足底に直接外力が加わった時におこる骨折があります。その他にはスポーツ時、骨が完全に癒合しない成長期にストレスが骨に加わり疲労骨折となり、二分裂種子骨を形成し、程度が重度の場合は血行障害等により組織の一部が機能しなくなり、壊死になることもあります。
症状は局所の腫れや痛みがあり、足の第1趾を動かした際に強い痛みを感じ、歩行にも痛みを伴います。
骨折時は損傷の程度によりギプス固定をおこなう場合もありますが、ほとんどの障害は安静を基本に運動量を軽減させ、テーピング固定を主体で行います。また、並行し足底パッドを用いて種子骨にかかる負担を軽くさせ、歩行時の痛みを緩和させます。電気治療やアイシング、湿布なども痛みの軽減には有効的です。
障害部の骨癒合を確認後、経過良好であればテーピングなどの固定を除去し、リハビリや足底筋の筋力強化を主体に治療を進めます。
足底パッドには足の親指の付け根の部分をカットし、直接種子骨部に荷重がかからないようにするJパッド足底板が代表的です。他の種類には足底前方に装着し、荷重位置をかえる足底板もあります。
正確な判断のうえ的確な治療を行えば一般的に経過は良く、後遺障害を残すことはほとんどありません。しかし、間違った判断や自己判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。かならず専門医の指示を守り、適切な治療・指導を受けましょう。

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