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東洋医学四千年の歴史

矢印 ≫27 【元気のツボ】

我々はよく生活の中で、元気や病気、気分など「気」という言葉を日常に使っています。
東洋医学ではこの「気」は非常に重要な意味を持っています。「気」とは目に見えないもので、血を全身にめぐらせ、水分を関節や筋肉に送り、やる気を起こさせ、体内のすべてのものをつり上げているのが、この「気」の力と考えられています。「気」の力が弱ってくると、内臓を引き上げる力も弱り下垂などの症状を起こします。胃の血流を流す力が弱ると胃の働きだけでなく胃そのものを痛めることになります。
「気」は臓器の働きを助け、筋肉や意思まで全てを助ける力を持っています。
東洋医学ではこの元気をつけるツボとして気海穴・人中をとります。
人中は貧血で倒れたときや乗り物酔い、ギックリ腰などにも使用するツボです。応急的に治療手段がなく人中を使用する際は、ツメで鼻の下を強く押すといいでしょう。
気海穴は臍のした3cmに人中は鼻の下3ミリにそれぞれとります。

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