私は、人間は非常に「面倒くさい」事を嫌う生き物だと思っています。
だからこそ便利な世の中にすべく多くの「面倒くさい」を排除してきました。
歩くのが面倒くさいから車や飛行機ができ、一度に買い物ができるコンビニやスーパーが流行り、勝手に動き回る掃除機、携帯電話、インターネットショッピング…
人類の発展の原動力に「面倒くさい」が少なからず関与しているのは間違いないでしょう。
では、スポーツ選手ではどうでしょう?
私も経験しましたが、毎日が「面倒くさい」ことの連続です。
つらい練習、体調管理、食事への気配り、試合への不安。
一流の選手であっても必ずこの問題と向き合っているのです。
彼等は「面倒くさい」をどう克服しているのでしょう?
練習前のストレッチを「面倒くさい」と思うか、ストレッチをせずに練習し、良いパフォーマンスができない事を「面倒くさい」と思うか。
毎日のつらい練習を「面倒くさい」と思うか、練習をさぼり、試合に出られない自分を「面倒くさい」と思うか。
ちょっとした考え方の違いで、成果は大きく変わってくるのは一目瞭然です。
「面倒くさい」が自分を変えていく原動力になる可能性は十分にあるでしょう。
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