ここ数年、日本スポーツ界は外国人選手の活躍が非常に目立っています。
横綱対決で盛り上がる大相撲、しかし主役はモンゴル人…
箱根駅伝、勝負を分ける区間には外国人選手がズラリ…
ラグビー、要となる花形ポジションには外国人選手がズラリ…
サッカーでは得点ランキング上位20の半数を外国人選手が占め…
4番ラミレスが打って、守護神クルーンが抑える…
確かに日本人にはない能力を持ち合わせ、すぐにチームの勝利に貢献してくれるため、
ゆっくりと若い選手の成長を待つよりは効率的で早いと考えてしまうのも無理もありません。
常に結果が求められるため、早く答えが出るこの方法は確かに良いような気もしますが…
世界トップレベルのプレーを体感できるという大きなメリットもある半面、
出場機会を奪われる若い日本人選手が多くいることも確かです。
私は外国人選手が日本でプレーすることに対して反対ではありません。
ただ、結果だけを求めるのだけの選択肢にはなってほしくはないという思いがあります。
日本人が世界に通用する部分は何か?
世界で戦うために日本人は何をすべきか?
そこにプラスαで外国人選手との調和があればよいと思います。
勝利至上主義の流れの中で、非常にむずかしい選択ではあると思いますが、
若い選手を育てる環境を、各チーム、各指導者が長い目で見届ける覚悟が必要でしょう。
そして『日本人選手が盛り上げる日本スポーツ界』が来ることを期待してやみません。
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