むくみとは、皮膚のすぐ下の組織に体液が貯留した状態で皮膚はむくれ、指で皮膚を押したあとに指のあとがすぐに消えない状態を言います。むこうずねの骨を指で10〜20秒押した後に指をはなしてみると凹みがあり浮腫が確認できます。
むくみの原因は必ずしも単一の原因ではなく、多くの因子が関係していますがむくみは大きく局所性と全身性の原因があります。
手足の局所性に起こるむくみは手や足の静脈血管・リンパ管の流れが障害(閉塞や血管運動神経障害)されるために起こるむくみで、左右のどちらか一方の手や足に起こるのが特徴である。
全身性に起こるむくみは腎障害などで全身的にむくみが起こります。腎臓は尿をつくり、異常をきたすとこの不必要な物質が血液と一緒に体の中をめぐり、体液バランスが崩れ、全身性にむくみが起こります。このほか体液バランスが崩れる原因として肝臓障害・栄養失調・ホルモン分泌異常が考えられます。このむくみの特徴として、体重の増加がみられます。また心臓のポンプ作用の障害により、血液がうまく流れず足に血液がたまりむくみを起こすことがあります。夕方頃の両足のむくみが特徴である。
対策は専門医の診察を受け原因となる疾患を治療することが大切で、手足の局所性に起こるむくみは物理療法やリハビリで血液循環をよくし体調維持に努め、食事療法なども効果があります。
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