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誰もが知りたい症状

矢印 ≫30 【恥骨結合炎】

恥骨結合炎とは恥骨結合部の痛みを主症状とする疾患である。以前までは婦人科領域や泌尿器科領域で手術後の合併症として発生するものが多く見られていました。
しかし近年ではサッカーやラグビー、ホッケー、アメリカンフットボール、中、長距離ランナーなど、スポーツ活動を原因で発症した例が多くみられるようになりました。
これはスポーツ活動で反復練習など、恥骨結合部周囲の筋(内転筋、薄筋、腹直筋)の収縮によって小さな外力が恥骨結合部に作用し、発症するのが原因である。
症状は恥骨結合部の痛み、および下腹部・ソケイ部・大腿内側部などに放散痛があり、股関節の運動(曲げる動作・広げる動作)で痛みや可動制限を伴います。症状の程度により、歩行障害や運動障害を起こす場合があります。
 治療は痛みの強い時期や急性期は安静が必要です。アイシングなど積極的に消炎処置をし、痛みの軽減に努めます。また、電気治療やストレッチング中心のリハビリも必要不可欠になります。
 恥骨結合炎が完治するまで約1〜2ヶ月を要し、スポーツ活動の制限が3週間程度は必要です。スポーツ選手は制限期間中、筋力低下防止のため上半身や体幹筋、障害箇所に負担がかからない筋力トレーニング等を行います。また、痛みの軽減程度を確認しながら有酸素運動や30%ほどのジョギングからはじめるスポーツリハビリを行います。
 恥骨結合炎は活動性の高いスポーツ選手によく見られ、再発率も高く、長期間スポーツ活動の制限が余儀なくされる事もあります。自己判断はいたずらに治療を長引かすことになりかねません。自己判断はせず、かならず専門医の指示を守り、適切な治療をしましょう。

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