雨上がりの紫陽花は、色合いが一層鮮やかで深みを増します。濡れた木々の緑は目に優しく、心を癒してくれます。しかし、梅雨期はじっとりとして不快指数が高まる季節でもあります。食欲が低下し、手足が重だるくて、なんとなく疲労感を覚える人は多いようです。東洋医学では、それは湿邪によると考え、体内に停滞した余分な水分のためと捉えます。そんな時は陰陵泉穴にお灸をしましょう。陰陵泉はすね(脛骨)の内際を下からこすりあげて膝の内側のぶつかるところのくぼみに取ります。