松尾芭蕉は「奥の細道」の中で、旅のつれづれ三里に灸をすえながら長旅をしたと伝えられ、三里というツボの名前は広く世間に知られ、ツボの中で認知度が高いツボでしょう。足三里は健脚、胃腸や万病にきくツボとされています。現代人はパソコンに向い、デスクワークや座った持続姿勢が多く、運動不足や冷えから胃腸の働きが悪く、その結果現代人は足がだるい、冷えるという訴えが多くなりました。この症状は三里を刺激すると楽になり、三里は足のだるさをとるだけではなく、他のツボと組み合わせて治療すればメマイや胃腸の不快感など万病に効用があるとされています。足三里穴は膝の下で下腿の外側にとります。
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