人体の中心にあり基本となるのは骨盤です。
骨盤がどちらかに傾くと骨盤と直角に位置する背骨も傾斜します。人間は傾斜したままでは歩きにくく、首は必ず体の中心線に位置するよう努力し、その結果背骨はS字型に曲がり、そのカーブ付近にストレスがたまり痛みとなって出てきます。
骨盤のゆがむ原因は、どこかに痛みがあり無理な姿勢での歩行、足をくむ姿勢、不自然な悪い姿勢、長時間同じ姿勢での作業など様々な原因により、ストレスをため傾斜することが考えられます。他には内部から起因する場合もあります。
東洋医学では全身に奇穴、新穴を合わせると1000以上のツボがあるとされています。その中でも背骨の両側に特に重要なツボが集まり、胃の不調な人は胃の裏にストレスがたまるように、カゼ、ぜんそく、気管支炎の人は背骨の上に、神経質になりイライラが蓄積すると肩甲骨の両サイドに、腎経の悪い人は腰部に筋肉の緊張が発生し、緊張が筋肉を引っぱり背骨の弯曲をうながし骨盤のゆがみとなります。ストレスの蓄積したポイントにハリなどをし、緊張をとる治療法を阿是穴(あぜけつ)治療法といいます。
緊張をとりのぞいて骨盤を正常にしましょう。
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