母親の胎内にいる胎児は頭を下に足を上にしています。
これが正常とされ、
逆に頭が上になり足が下にくると逆子といわれています。逆子の症例は少なくありません。東洋医学では臍を境界にして上半身を「陽」、下半身は「陰」とされ、女性の子宮は陰です。その子宮も下になるほど陰気が強いとされています。
これに対して胎児の頭は陽で足は陰です。陰と陽、プラスとマイナスは互いに引き合い、陽と陽、陰と陰、プラスとプラス、マイナスとマイナスは互いに反発します。母体の陰気が弱まり、陽気が盛んになれば赤ちゃんの陽気と反発し合い“逆子”が生じると考えられています。東洋医学では逆子の治療法として、至陰穴にお灸をします。お灸をすることによって母体のバランスを補正し、赤ちゃんの頭が下になります。至陰穴は足の小指外側爪甲根部にとります。
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