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東洋医学四千年の歴史

矢印 ≫32 【目バチコの特効穴】

東洋医学では麦粒腫(目バチコ)を「土疳」と呼ばれています。
麦粒腫が発生する部位が脾経・胃経(消化・運搬に関連する経絡)に属し、 五行(木・火・土・金・水)で分類すれば、脾経・胃経は<土>に属することから「土疳」と呼ばれるゆえんである。
「目は口ほどにものを言う」といわれるように、目には様々な容姿があります。目が重たく腫れがあるなど、軽微な目の変化だけで体調の異変がうかがえます。
現代社会では仕事に追われ食事も不規則になり、消化不良や精神的ストレスなどの蓄積により「土疳」が発症すると考えられています。
「土疳」の中でもまぶたの上にできるものと、まぶたの下にできるものによってどこの経絡(ツボの流れ)がアンバランスか違ってきます。
まぶたの上にできる「土疳」は脾経のアンバランスによるもので、まぶたの下にできる「土疳」は胃経のアンバランスによって発症するものである。
アンバランスな経絡の全身調整も必要ですが、特効穴として「小骨空」をとりましょう。「小骨空」は小指第一関節の中央にあり、経絡に属せず奇穴に属しています。不摂生や不規則な生活習慣、偏食などが目の病変に反映されます。
目を大切にするとともに小指にも気をかけてみましょう。

小骨空

 

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